アドゥスタ海の孤島

魅力的な美少女盗賊が海賊だらけの島から脱出を目指すゲームブック風の脱出系ステルスRPG。立ち絵の衣装が反映されアニメーションするHシーンが特におすすめポイント。

作品紹介(公式)

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前作未プレイでも大丈夫

私は前作「ルゴーム砦の脱出」「オーレクタ砂漠の魔術師」については未プレイです。そんな私でも普通に楽しめたので、同じように本作品デビューする方も問題なく遊べるかと。
ちなみに作者である男爵さんの作品でプレイしたのは「Evening Starter」でしょうか。女神転生風のRPG作品であった覚えがあります。一方、本作品はシステム周りが大きく違う脱出系ステルスRPGとなっています。
戦闘曲の作曲は著名なshadeさん。ランスシリーズでお馴染みですね。紹介動画でも流れている「閃刃舞踏」はshade節炸裂です。

旅の途中、航海していたところ怪物クラーケンに襲われ、とある島に漂流してしまった主人公アイシャ。
そこは海賊たちが縄張りとしている場所。この四面楚歌の状況から脱出するのが大きな目的となります。実はこの島、海賊が暴れる裏で暗躍する影の大ボスがいたり・・・。あとは実際にゲームをプレイしてみてくださいね。

世界観はゲームブック風でレトロ感を感じるものとなっています。今はもう見かけないゲームブックですが、こういった世界観を適用してくるところは流石です。従って、ゲーム内ではダイスを利用したランダム要素など運に左右される場面もあり、運が悪ければ途端に難易度が上がったりします。

話がズレますが、私は昔、ドラゴンクエストのゲームブックをプレイした（読んだ）ことがあります。あれってページめくりが大変なんですよね・・。あと展開が悪ければちょっとズルしたりして。。。

主人公のアイシャがカワイイ

コミカルでコケティッシュな雰囲気を持つ主人公アイシャ。
このアイシャがとにかく可愛い！イメージと合った音声と相まってゲーム内に明るい雰囲気を作り出してくれます。さらに出るところは出ているナイスバディの持ち主。そのため狭い通路では大きなお胸やお尻が引っ掛かったりします。

ダンジョン内を探検していると次から次へとハプニングが起きますが、その度に叫んだり、怖がったり、呆れたり、焦ったりと非常に表情豊かに反応してくれます。修羅場をかいくぐってきた連戦錬磨の盗賊とはいえ、一人の女の子でもあるアイシャの微笑ましい一挙一動に愛着が湧いてきます。音声付きなので些細な言い回しにも凝っており、思わずニヤッとしてまう・・。「樽です」とか、、まさかあの作品のオマージュじゃないですよね。。。
そのうえカワイイ顔に似つかわしくないエロボディ。堪らないです。あと以外と快楽に流されやすいようです(笑)

尚、ゲームブック風なのでアイシャの二人称の呼び名は「君」となっていますが、設定で「アイシャ」に変更できます。あとゲーム開始時に「処女」か「非処女」かも選択可能。「処女」でゲームを始めた場合、最初のHで処女喪失します。細部まで凝ってますね。

アニメーションするHシーン

基本は海賊に対する色仕掛けと敗北による凌辱がメインとなります。戦闘を回避するための色仕掛けはアイシャが望まない展開であったり、逆に自ら進んでセックスをしに行ったりとHシーン前の選択や状況によって変わります。敗北による凌辱は牢に閉じ込められて拘束の上、大勢の海賊たちに輪姦されるといったハードな展開が多い印象。
これらHシーンは衣装差分が設けられているうえアニメーションする非常に興奮できる作りになっています。ある騎乗位の体位では上下のピストン運動だけでなく、左右に腰を揺らし男の精を搾り取るような艶めかしい動きがアニメーションで表現されています。

また特定の敗北条件により奴隷に落とされた後は、海賊たちに隷属の首輪を嵌められて生涯の慰み者となります。この奴隷パートに入ると探索に戻ることは出来ず、希望も無く無機的に海賊の身の回りの世話や性処理をするアイシャと他の捕虜（女戦士・女僧侶・女格闘家）の悲惨な日常を見ているだけとなります。
もはや彼女らに救いはなく、奴隷継続から〇日という生々しい記録が積み上がるのみ。惨めで爛れた生活に啜泣くヒロインの姿が何とも空しく感じます。

ただHシーンが凌辱や無理やりがメインとなっているとはいえエロ全般として悲壮感はあまり感じられません。たぶんアイシャの普段の明るさとエロさが原因でしょう。加えて彼女は結構セックス好きです(笑)

絵柄については、この作者さんの女体描写が特に素晴らしい。華奢な体でも出るところは出ている作風が好きです。加えて屈強で汚いおっさんとエロボディ美少女の絡みによる描写の対比が、よりエロさを演出します。エロシーンはアイシャだけでなく、他の捕虜の分もあります。充実していますね。

緊張感あふれるステルスRPG

アイシャの戦闘力は高くはありませんが、盗賊を生業としているらしく暗殺技術などを取得しています。
基本的な戦略は「隠れる」を有効に活用した隠密行動で敵と接触しないように進むことです。やむなく戦うときは「隠れる」からのバックスタブが基本。まともに正面からやり合っても、まともな戦闘スキルと武器を得ていない序盤は大抵負けます。また後半は隠密からの暗殺が通じない敵も出てくるため、やはりコソコソ隠れながら進んでいくのがセオリーかと。

序盤については色仕掛けもかなり有効です。私の1回目のプレイではほとんど色仕掛けで敵を落としていきました(笑)。特定のスキルを身に付ければ性行為に満足して眠り呆けている敵を暗殺することも可能。その際もアイテムと経験値が入ります。
レベルアップにより得られるスキルポイントは限られており、何のスキルを選択するかによって難易度や立ち回り方も変わってきます。戦闘スキルを高めるか、色仕掛けなど誘惑スキルメインで行くのか、或いは暗殺技術などの盗賊スキルを取得するか。
レベルアップのためには経験点が必要ですが、敵を倒したとき以外にも特定のイベントを消化した際も貰えます。こちらの方がまとまったポイントを得ることが出来ます。

脱出の手段も一つではなく、複数あります。一人で脱出も可能ですし、捕虜となっている人たちと共に脱出することも出来ます。或いは海賊たちと協力する展開や島で暗躍している悪の元凶を倒すという展開も。
各々の脱出について必要なアイテムや方法が異なっており、進め方によっては選択不能になることもあります。ただ1回のプレイ時間はそこまで長くなく、ダンジョンのMAPを把握した2週目であれば1～2時間も掛からずクリアまで行けるかと。
周回要素はシナリオに影響の無い衣装が最初から手に入ることくらいでしょうか。もっとも2週目ではダンジョン内の構造やアイテムの場所を把握しているプレイヤーの経験と知識が一番の周回要素であったりもします。
あとこのゲーム、カニがやたら強いです。作者さん、カニに何か思い入れでもあるのでしょうか。ボロボロに負けました‥・。

とにかく洞窟内をウロウロしていれば必要なアイテムも揃っていきます。
ただ初回プレイで少し詰まったところの簡単な攻略を以下に。

・アンダーグラウンドに行く前に奈落の言葉を読めるようにしておくこと。
それには「冒涜的な辞典」が必要。昇降機を修理した後に行ける狭間の洞窟にある。
・脳抽出の杖を手に入れるために必要な目玉・頭蓋骨・脳髄のうち、目玉・頭蓋骨はアンダーグラウンド内、脳髄は海底神殿。
・アンダーグラウンドから海底神殿に続く入り口は2つ。カニがいる方が正規ルート。かなり迷った・・。

脱出系とは言いつつ時間制限は無いので、アイシャの可愛さを味わいながら何も考えずのんびりやるのが吉かと。アイシャが登場する前作「ルゴーム砦の脱出」「オーレクタ砂漠の魔術師」もプレイしたくなりました。RPG部分も楽しく、エロシーンも実用性があり、おすすめです。